豪雨のはなし

かなり凄い状況なんですが、全然ニュースになっていない只見の集中豪雨。何のお手伝いも出来なくて心苦しいのですが、雰囲気が伝わればいいなと。


只見の町は、尾瀬方面を水源とする伊南川と、町のちょっと上にある田子倉湖を水源とする只見川が交わるあたりにあります。どちらも水量が豊かで、見てて飽きない河川。伊南川は鮎釣りでも有名な川です。田子倉湖も大岩魚で有名。そんなところに大雨が降ったもんで、川が大反乱。ダムの放水も重なって、町のメインストリートは川のようになったとか。因みに、このダムは、水力発電用のダムで、今時の電力問題のために水をためられるだけ溜めていたわけです。そんなで、あまり余裕なく放水。


そんな事があり、1月もしないうちに只見に行ったもんで、傷跡も生々しい状態でした。南郷地区は伊南川も山もきらきら輝いていましたが、その先に進むと川の様相も変わり、山もまた惨々たる状態。
土砂崩れの後。

道は開通してましたが、ちょっと前は迂回ばかりだったようです。


伊南川も木がなぎ倒されていたり。

スコールの影響もあったのかも知れませんが、下流のほうは濁流でした。
橋も何本も落ちてます。っていうか、こんな渓相でなかったはず。


只見川沿いに蒲生岳方面。アスファルトが削れてなくなっちゃってます。


ちょっと遠めですが、橋もなくなってます。


復旧工事も入れない状態の家屋。

流木とかになぎ倒され、そのままの建屋もありました。
この正面のおうちにおばあさんが居ましたが、1階が完全に水没したため、水場が使えなくて避難生活を続けているとか。まだまだ先は長そうです。


只見のスーパーで購入したコーヒー牛乳。福島県民なら誰でも知ってるとか?

このスーパーも売り場が完全に水没したそうです。2週間程度で復旧させたとか。地獄のような日々だったと言うことですが、折れない心、見習いたいです。なんだか逆に元気を頂いちゃいました。